極寒の道北旅行(後半)
前回からの続き、後半戦です!
こちらは特急サロベツ4号にて
幌延駅についたところからスタートします。
本日宿泊するのはサロベツ会館。
ビジネスホテルなら、かなり安くて狭い所も泊まったことあるけど、
民宿のようなところは…いつぶりだ?
幼少期の寺子屋以来な気も…する??
早めの到着だったため、バスに乗って「トナカイ観光牧場」へ。
入園料はなんと無料、餌代も200円で買えて自由に餌やりが可能。
ソリ体験は昼までということで出来なかったけど、200円で楽しめるなんてコスパ良すぎる笑
ただ、薄暗すぎて写真はどれもぱっとしないので省略致します。
夜は懇親会に参加。
なんの懇親会かと言いますと…、、
今回の旅の目的は、秘境駅(宗谷本線の糠南駅(ぬかなん駅))で行うクリパへの参加がメイン。
5年前から始まったこのイベント、存在だけはTwitterで知ってたものに、いざ参加(笑)
本番は翌朝の糠南駅でのパーティーですが、前日の懇親会にも参加させてもらいました。
同年代女子に比べれば、私もかなり電車好きな方かなぁとは思うのですが
ここに集う人達とはレベルの差が月とすっぽん程度ではなく、本当に本当に初心者。というか、ただの一般人。
そんな私でも寛大に受け入れて頂き、皆さんのオタクエピソードを楽しく聞いておりました。
とりあえず、面白かったこと、びっくりしたことなんかを箇条書きしていくと…
・鉄道ファンにも色々いる。乗り鉄、撮り鉄がいるのはもちろん、列車が好きな人もいれば、列車の種類は全然わからなくとも駅が好きという人もいる。
・JR北海道の駅全部降りたことあるみたいな人がいる。北海道の広さを考えると理解が追いつかない。
・上に加えて、私鉄駅とか含めてももっと降りたことある人もいる。北海道の広さを考え(ry
・無人駅なら全部降りたことある、とか、1日1本区間だけなら全部降りたことある、みたいな人を合わせるともっともっといる。いやいやそれでも理解が追いつかない。
・「北海道の秘境駅でまだ行ったことない所はありますか?」とか平気で聞かれる。いやいや、むしろ秘境駅初めて来たくらいの新参者でなんだかごめんなさい。場違いですみません。
・首謀者さんは、自分の行ったことある駅の写真を集めて名刺を作ってる。全部違う駅らしい。その労力がすごい。
・鉄道愛好会?の方が、参加証を作って販売していた。購入済。JR北海道の許諾等取って本格的な作成をしていて凄い。
・「北海道が大好きで今年だけで17回来てます」みたいな方もいる。もう住めばいいのでは…???
・かと思えば、「北海道が好きで移住してきちゃいました」みたいな既に実行済な方もいる。
・高校生もいる!中学で知り合ったと言っていたけど、そんな歳から夢中になれるものが見つかるのも素敵だし、そんな歳から趣味が合う仲間に出会えるのも素敵。
・中学生もいる?!?!道内から来たとはいえ、自分が親になったときそんなイベントに中学生のこどもひとりで行かせられないと思う。親の許容もその子の度胸もすごい。
・沖縄出身の方が「教習所にしか踏切がない」みたいなこと言ってて楽しい。沖縄住んでて電車好きになるのも凄い。
・オタクは基本高学歴の方が多い印象なので、みんな話がわかりやすい。自分の好きなものを簡潔に楽しそうに語ってくれる。好き。私のような初心者にわかる説明をしてくれる。好き。
・オタクは基本自分の好きなものの話ばかりするので、悪口とかネガティブな話をしない。ひたすら好きなものを語ってる。好き。
・鉄オタの方から見れば、横浜と名古屋とか「すぐですね!!」的な反応をされるかと思いきや、みなさん「遠距離なんですね」と言ってくださる。鉄道好きの方から見ても遠距離なのか、と今更驚く。
懇親会に限らず、翌日の本番で話したことも含まれてるけど、
本当に凄い人の集まりでした。
懇親会の後は幌延駅でサロベツ3号の発車を見送り宿へ。
翌朝は始発に乗って秘境「糠南駅」に向かうので集合は朝6時。
ちゃんと起きれて一安心。
氷点下の世界に4時間近くいるので防寒をばっちり備えていざ出発。
サンタ帽を配って頂き、サンタ帽姿の大人が60人近く乗車してぞろぞろ進むの、既に面白すぎる…。
↑写真は乗ってきた電車にバイバイしてるとこ(^_^)/~
糠南駅では特にみんなで何かをする!!
ってことはなくて、各自で好きなことを楽しんでるのがまた良い。
また箇条書きすると、
・段ボール工作して、駅のキャラクター「ぬかにゃん」作って被ってる人いる。このぬかにゃん段ボール、ケーキ切る土台とか色んなものに使われてる。
・駅名板手作りしてる人がいる。
(細長い駅名板作ってる方もいたんだけど、私が写真撮ってなかったので、別の工作として作られてたヘッドマークの写真)
・駅にある駅名板「ぬかなん」に切り貼りして「のかなん」にしてる人がいる。
「Nukanan」も「Nokanan」になってて芸が細かい。
・お手製ケーキ3つ、どれも完成度が凄い。作るのも凄いし、ここまで崩さず持ってくるのも凄い。
・ケーキカットさせてもらった。ありがとうございます。
・駅から300mの所にある民家の方が毎年豚汁をふるまってくださるそう。100人前作って頂くことが凄い。さっきから凄いしか言ってない。
・雪だるま作った。おねえさんが作った右の完成度めちゃくちゃ高い。私が作った左はひどい。そしてまたいるぬかにゃん。
・意味不明すぎて楽しいけど、たまに寒すぎてしんどい。でも常連さんに言わせれば今年は暖かいらしい。いや寒いわ。
・最後はJR北海道社歌「北の大地」斉唱。なんで歌えんの?!って思ったけど、この日以来私も毎日聞いてるし、めっちゃハマる。私も今ならもう歌えそう(笑)
・なんか脱いでる…。-6℃なのに、脱いでる…。
一言で言えば、意味不明。
なんだけど、凄い面白いし、ハマる気持ちめっちゃわかる。
意味不明なことを全力で楽しんでる意味不明な人達を見てるだけで楽しいし、
その意味不明さをもっと楽しむために駅名板とか色々手作りしちゃう気持ちもめっちゃわかる。
10:06に来る下り普通列車に乗って再び幌延へ帰還。
本番はここで終了。
オプショナルツアーもあるようだけど、それには参加せず個人で豊富温泉へ。
豊富温泉は幌延駅の少し先にある豊富駅からバスで15分くらい。
バスや電車の都合上、滞在は1時間未満。
評判通り原油って感じ。
知らないで言ったら「汚っ?!」ってなりそう(笑)
豊富駅に戻ると、オプショナルツアー参加勢も合流。
特急本数少ないし、そりゃ帰りの電車もかぶるよね笑
他の参加者の方は、
途中駅で降りて散策を続けたり
さっきまでパーティーしてた糠南駅の通過を楽しんだりしたようだけど
私達は疲れて旭川までひたすら爆睡。
旭川では沢山の参加者さんもバラバラになって
そのままライラックに乗って札幌に向かったり、駅前のホテルに行かれたり、そのまま空港に向かわれたり…
私達はちょっと豪華に星野リゾートOMO7に宿泊!
福利厚生のおかげでかなりお得に泊まれましたん♪
同行者のお誕生日を、まだ初日の旭川駅前のケーキ屋でしか祝ってなかったので
星野リゾートの和食料亭「四季」でお祝い。
会席料理って量が多くて食べきれないことも多いけど、ここは量が適量でとても良かった。言うまでもなく、全品美味しい。
日本酒の味も良くてほどよくほろ酔い。
1階のバーも雰囲気がよかったので、
最後にワインと生ハムで飲み直し。
酔いにさらに拍車がかかってさらに幸せ。
ロビーで、旭山動物園攻略ガイドみたいなのをやってたので聴きに行ったけど、私はかなり良い感じにほわほわ酔ってたので何一つ覚えていない。ペンギンがテーマだったことしか覚えていない…。
翌日、最終日は旭山動物園へ。
久々の動物園楽しかった!!!
どの動物も可愛かったし、適度な広さでまわりやすかったし、
それに何より説明板や案内書きが全部手書きなのが凄かったし、やっぱり手書きの方が読みたくなる!!
アザラシの餌付けも見れて可愛かった。
でもやっぱり動物園でいちばん好きなのは変わらず猿山です🐵🐵🐵
そこから空港に向かい、旭川ラーメンを食し、いざ離陸。
なおまたセントレアに帰るので、そこからさらに東京に帰る…。
今回は合計5泊6日の行程で、
その中で一人旅区間、二人旅区間、大勢区間とそれぞれあったわけですが
やっぱりどんな形態であっても旅は良い!!
あっという間の1週間、うまくいえないけど
色々な価値観に出会えた最高の旅でした。
ありがとうございました。
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