【旅日記】Live the life I love :)*゜

にほん、せかいを旅する記録✏

青春18切符2021春 in三陸海岸

青春18きっぷを使って旅行に行きました!


青春18きっぷはJR5社が出しているお得なフリーきっぷ。

ただし新幹線や特急には乗れないため、在来線普通列車のみで移動する必要があります。


きっぷは5回分利用で12,050円で発売されているため、実質1回につき2,410円以上の距離を乗れば元が取れる計算になります。


今回の旅行はふたりで出かけ、

1日目2人分・3日目2人分の4回分利用し、

残った1回は後日桜を見るために熊谷へ出かけました。



●1日目行程


・常磐線特急ひたち(上野〜仙台 ※18切符利用外)


・東北本線(仙台〜平泉)

・東北本線(平泉〜盛岡)

・山田線(盛岡〜宮古)


仙台〜宮古区間合計 実質5,480円分


先述したとおり2,410円以上の区間で元が取れるため、1日目だけで既に約3,000円×2人分お得です◎


●2日目


18切符未使用、レンタカー移動


●3日目

・大船渡線BRT(大船渡-南気仙沼)

・気仙沼線BRT(南気仙沼-柳津)

・気仙沼線・石巻線(柳津-小牛田)

・東北本線(小牛田-東仙台)


大船渡〜東仙台区間合計 実質3,120円分


先述したとおり2,410円以上の区間で元が取れるため、3日目だけで約700円×2人分お得です◎


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●1日目


常磐線は10年前の震災で福島県内の一部線路が流され、1年前の2020年3月に9年ぶりの全線開通が実現されました。

ぜひその常磐線を利用したく、今回は往路はひたち利用で決定。


浪江町・双葉町の付近は道路も住宅も真新しく、1度被災した地域が復興したんだなということを感じさせられました。


上野を出発すること4時間半で仙台へ到着。新幹線なら約2時間半の行程が倍近くかかります。





仙台では液を見る間もなく東北本線のホームへ移動し、いよいよ18きっぷの行程開始!

途中松島海岸などの風景を楽しみながら、北へ北へ進路を進めます。

車内からでは上手く写真が撮れませんでしたが、奥羽山脈が綺麗!


最初の途中下車は平泉。

なんせ18きっぷ旅行は行程が詰め詰めなので、限られた時間で効率よく観光しなくてはいけません。



1時間45分で中尊寺と毛越寺、頑張ります。

駅のコインロッカーに荷物を預け、

徒歩で行くか…と迷っていたところにレンタサイクルを発見!


500円でチャリを借りて走り出すも…数年ぶりに乗る電動式ではないチャリに坂道は悪戦苦闘😂

自転車ってこんなに足にくるんだったね…忘れてたよ。


中尊寺では本堂と金色堂を拝観。

その他色んなお堂がありました。思ったより広かった印象。


松尾芭蕉:五月雨の 降り残してや 光堂



早歩きで来た道を引き返し、チャリに飛び乗り毛越寺へ。

毛越寺は静かな静かな庭園でした。

天気も気温も良くて、時間がゆるせばもっとゆっくり観光したかった…!



平泉からさらに北上すること1時間、盛岡へ到着。

事前に予約しておいたお店"ぴょんぴょん舎"で冷麺や焼き肉を頂きました。美味しかった!








普通の旅行では夕飯を食べた土地で移動終了な印象なんだけど…

18きっぷではそうも言ってられません。

山田線という地方交通線に乗り、宮古市へ。


この列車が途中汽笛を鳴らしては何度も減速!

何事?!と思って窓の外を見ると、真っ暗な外の林の中に鹿の群れ!


さすがローカル線!

動物と止まって緊急停止って話を聞くけど、噂通り動物に遭う!😂

汽笛を鳴らした回数は15回以上、そのうち4回は鹿ちゃんを目撃出来ました🦌♡



●2日目


宮古駅近くのホテルに泊まり、この日は朝からレンタカーをピックアップ。

三陸海岸の観光地は車が無いと中々移動しにくいです。


10時に宮古を出発し、1時間ほど車を走らせて向かった先は、日本三大鍾乳洞のひとつ、龍泉洞。洞穴内のコウモリとともに国の天然記念物です。



水深30m近い地底湖などなど、約1時間の洞穴探検はとても見応えがありました。





新鍾乳洞という博物館のようなエリアもあったけど、先を急ぐのでここまで。

続いては30分ほどのドライブで北山崎へ。


三陸でいちばんの景勝地とも言われる断崖です。

第一展望台からの眺めがこちら。



第二展望台は閉鎖されていて残念でした。


全国どこから来てるかマップ。





当然ですが2020年、2021年少なくて悲しいですね。早く2019年の頃まで賑わう観光業になってほしいものです。


その後は宮古の方まで車を戻して、浄土ヶ浜へ。

浄土ヶ浜パークホテルの中のレストランにて、海鮮丼と瓶丼を頂きました。





瓶丼とは、牛乳瓶のような瓶の中に海鮮がつまっている宮古名物の海鮮。

ここの瓶丼はいくら、帆立、めかぶの3点。

お店によって瓶丼の内容も異なるみたいです。


食後は浜辺までおりてお散歩。

3月後半と言えど、東北の海岸線はとても寒かったです。

ウミネコが良い味出しておりました。



本来このあと大船渡でレンタカーを返す予定が、時間があまったので急きょ陸前高田までドライブ。


宮古から大船渡までは高速道路使って1時間半、そこから陸前高田はさらに20分ほど行ったところです。


陸前高田にあるのは、10年前の大震災で街が津波に流される中生き残った、奇跡の一本松。

一本松って屋外なので普通に何時に来ても見れるものかと思っていたんですが……、まさかの17時で門を閉めてしまうそうで間に合いませんでした😱😱

松を見るのに入場時間の制約があるのか…💦💦



その後大船渡でレンタカーを返そう…とした直前。まさにレンタカー営業所まであと50mというところで、携帯に緊急地震速報を知らせる通知が(*_*)


大船渡の震度は5弱とのことで、車の中でも揺れがはっきりわかるレベルの大きいものでした。

その後は宮城〜岩手県南部に津波注意報が流れ、関東育ちとしてはびびりましたが、地元の方曰くこの程度では問題無いそうでした。

三陸での地震、本当に怖かった。


ホテルについて1時間ほどNHKを見ていると、20時頃に津波注意報も解除されたので安心して夕飯へ。

今日は居酒屋ときしらずさんで海鮮など地元料理を頂きました。とっても美味しかったです。


今日のドライブの中で、海からかなり離れた場所やそこそこの高台でも「ここまで津波浸水区域」という看板表記をたくさん見たうえに、海沿いの街では真新しく綺麗な建物がたくさんで、あぁここは被災地なんだなということを感じさせる場所でした。防波堤の高さにも驚かされるばかり。


震災から10年、ずっと来たいと思っていた三陸海岸にようやく足を運ぶことができました。地域にたくさんお金を落とせたならよかったです。


津波注意報が解除されたのを確認し、

夜は大船渡駅近くの「鰣不知」(ときしらず)さんへ。

何もかも美味しかったけど、やっぱり海鮮!素晴らしかった!




翌朝も早いので早々に就寝です。


●3日目


この日は大船渡を7:26に出発。

本来は松島を目指す予定でしたが、生憎の雨なので屋外観光地は諦め、南気仙沼のシャークミュージアムを目指すことに。


シャークミュージアムでは鮫の紹介の他、被災地気仙沼の様子を紹介していました。

津波の映像はニュースなどで何度も見てるけど、改めて海からこんなに離れたところまで、そしてこんな高さまで水が来るなんて信じられないな、でもそれが現実なんだという実感。


大船渡から気仙沼、そして気仙沼から柳津というところまではBRTを利用。

BRTとは、震災で線路が使えなくなった区間について、元々線路だった場所を埋め立ててJRが運行する専用バスを開通させた区間のところ。



一部一般車両と同じ公道を走る区間もあるけど、基本的には専用レーンなので大きくダイヤが乱れることもありません。

それにしてもバスってなんでこんなに眠くなるのか…BRT乗車は併せて4時間弱あったけど、半分くらいは寝てました。


柳津からは列車に乗り換え仙台を目指すも、前日の電車の影響でダイヤが乱れているとのことで、なんと1駅手前の東仙台で止まってしまうことに。

最初はすぐ動きそうな雰囲気もあったので待ってたけども…、結局全く動かず、せっかく18切符だったのになんと最後の1駅分はタクシーを使うことに。


仙台駅では仙台に住んでいる友達と待ち合わせて夕飯の予定を立てていたのに、このダイヤ乱れのおかげで遅刻してしまいました😢😢ごめんなさい(T_T)


仙台に住んでいる友達に連れてきてもらったのは、駅のすぐそばにある「伊達のいろり焼き 蔵の庄」という宮城料理の居酒屋さん!!


地酒、牡蠣フライ、せり鍋…

何を取っても絶品でした!

写真はのどぐろしか撮ってないけど!!笑



新幹線の都合&東北本線の遅延により

2時間弱しかいられなかったけど、まだまだ何時間も居座りたいくらい幸せな時間でした。

旅行に出かけた先で会ってくれる友達がいるっていいですね。


18切符行程はこれにて終了、最後は大人しく新幹線で帰ります。

やっぱり新幹線は速いし快適で素晴らしい。

仙台から上野まで爆睡してました。


久しぶりに無茶な行程を組んだけど、

やっぱり18切符は体が自由に動く若いうちに楽しんでおくのが1番ですね。

そして18切符で夏は暑くて冬は寒いので、やっぱり春が最高です(笑)


今回の記事はオタク用みたいになってしまいましたが、ご容赦下さいませ😂

お付き合い頂きありがとうございました。